歴史上の人物の銅像から、お墓への思いを馳せる

偉大な俳人の足跡が残る草加の街並み

草加お墓

埼玉県内で6番目の人口を誇り、東京都への通勤率が高いことから「埼玉都民」とも呼ばれる人々が暮らす草加市ですが、日光街道の要所として江戸時代から栄えていた土地でもあります。

現代でもお土産として人気のある草加せんべいも、江戸時代から売り出されたものでした。

有名な草加松原は、綾瀬川に沿った街道をおよそ600本の松が植えられた遊歩道で、人口が急増する大都市であることを感じさせない、昔ながらの風情ある景観を楽しむことができる場所です。

「奥の細道」の松尾芭蕉をはじめとして数多くの俳人ゆかりの地ということで、歴史を感じさせる彫像や記念碑を街道のいたるところで見ることができます。

お墓の意味と役割とは何でしょうか

草加墓地

銅像、記念碑などは、故人の偉業を称えて建造・設置されるものです。

ご遺族や、直接の知人でない方でも銅像を参拝することにより故人を偲ぶことができますので、ある意味、墓所としての役割を果たしているとも言えるでしょう。

多くの場合、これらは寄付金によって作られており、今風に言えばファンやサポーターの支援によって支えられていることになります。

教科書に名前が出てくるような有名人ではない方の場合、お墓参りに毎年何万人もの方が訪れる心配は無いでしょう。

ご家族をはじめとして、親しかった友人・知人がご挨拶に来ていただけるような場所、それが墓地の最も重要な役割です。

公営・民営墓地と寺院墓地の違い

草加墓

お墓にも公営、民営、寺院墓地といった種類があります。

寺院墓地は、寺院の境内地にあり、その寺院が管理している墓地のことになります。

寺院墓地では、墓地を宗教活動の一部として行っています。

そのため、寺院墓地にお墓を建てるということは、原則としてその寺院の宗派の檀家になる必要があります。

寺院墓地にお墓を建てる際には、まずは寺院の住職にお寺との付き合い方や行事、檀家になるための費用やその管理費などについて確認するようにしましょう。

若干面倒だなと感じるかもしれませんが、お寺の墓地は、住職が教義に基づき、心を込めて管理・運営しておりますので、ご先祖を手厚く供養してもらえるという安心感があります。

民間の霊園ではビジネスライクすぎて苦手と感じる方もいらっしゃいますので、そうした場合は寺院墓地を検討してみてはいかがでしょうか。