三郷市にお住まいの門徒の方がお墓を買うこと

お寺は、檀家という制度が存在しますが、これは別の仏教国に見られない日本特有の文化になります。

檀家とは、特定のお寺に帰属して、施しをするという契約を結んでいる家庭のことを指します。

お寺が葬祭のときに供養を行う対価として、品物やお金による施しによって、そのお寺を扶助します。

埼玉県東部エリアの中のひとつ、三郷市にお住まいの方への墓地を提供しております松伏町の当寺院・善源寺では、お寺にお墓を建てるときに檀家ではなく門徒になっていただいた上で、墓地を提供します。

三郷市にお住まいの門徒の方が善源寺にお墓を買うことは、土地を買うことではなく、お墓を使用できる権利を購入することを指します。

永代使用料とお墓について

墓地を入手するためには、墓地の区画の面積によって決められた永代使用料を支払う必要があります。

墓地を使用する権利を取得すると、その権利を孫子の代に引き継ぐことが可能ですが、墓地を維持していく費用として管理料が毎年発生します。

ところがお墓の後を継ぐ人がいなくなってしまい、管理料の支払いが滞ってしまうと、そのお墓は無縁墓になってしまいます。

墓理法という法律によって管理料が滞納されたお墓は、然るべき手続きを通して墓石が撤去されたり、場合によってはお墓が改葬されたりすることがあります。

お墓にかかる費用を節約する傾向

近頃はお墓を継承していく人がいなかったり、お墓の供養する手間を子供達にかけさせたくなかったり、経済的な理由でお墓を維持していくことができなかったり、高齢となりお墓にお参りに行くことが心理的に負担に感じてきていたり、お墓が遠過ぎて維持していくことができなかったりして、お墓を移動させる改葬をする方が多くなっていて、遠くにある故郷から今住んでいる所の近くにある永代供養墓や霊園に埋葬する人も増えています。

そして、葬儀の費用を節約する傾向に伴って、お墓にかかる費用も節約する傾向にあります。

近頃注目を集める永代供養

永代供養とは、お墓を継いでいく子供に代わって霊園やお寺などが永代に亘り遺骨を供養していくことです。

お墓は一般的に後を継いでいく人がいない場合は契約することができないのですが、永代供養墓については後を継ぐ人がいないときも、本人が生きている内に契約することが可能なことが特徴になります。

永代供養の契約内容は、遺骨が個別で供養される期間が霊園やお寺により違ってくるため、確認が必要になります。

善源寺では、三十三回忌まで個別で骨壺の状態で遺骨を安置し、その後は樹木葬式の合祀墓に合祀されて供養されます。