近頃注目を集める終活

近頃の日本は、核家族が増え、少子化が進み、高齢者が一人暮らしをすることが多くなり、お孫さんやお子様と一緒に暮らすことが減っています。

そのような現状から近頃は、万が一自分に何かがあった際に備え、遺されることになる家族が戸惑わないために終活を検討する方が多くなっています。

終活は、人生の終わりを迎えるための活動をまとめたものを指しています。

お墓や葬儀についてだけでなく相続やそれにまつわる財産について生前に意思を表明しておくことにより遺された家族の精神的な負担を少なくすることが可能になります。

エンディングノートなどについて

生前に意思を表明する方法として、エンディングノートなどがあります。

エンディングノートは、自分の生き様を記録したり遺される人に知らせておきたいことを記した手帳のことです。

遺された人に知らせたいことを記すものには他にも遺言書があるのですが、遺された人に知らせたいことが記されているという共通点はありますが、遺言書は財産を分与する方法などについての法的な効力があるのに対し、エンディングノートには法的な効力がありません。

法的に処置する必要があることは遺言書に記し、遺された家族に知らせておきたいことについてはエンディングノートに記します。

埼玉県吉川市の永代供養

一方、当寺院のある埼玉県東部地域(吉川市、春日部市、越谷市、草加市、三郷市、松伏町)をはじめ、埼玉県並び日本全国で一人暮らしの高齢者が多くなっている現状の中、永代供養についての関心が高まっています。

永代供養は、遺族にお墓の供養の負担を負わせたくない場合や、お墓の後を継ぐ人がいない場合、菩提寺がない場合などに、霊園やお寺が遺族に代わり永代に亘って遺骨の管理と供養をすることです。

永代とはいっても一定の期間が定められていて、埼玉県吉川市近郊にて永代供養を承る善源寺では三十三回忌を迎えるまで故人の遺骨を個別で管理し供養を行い、三十三回忌が過ぎた時点で、遺骨を合同で合祀させていただき、引き続き供養が続けられます。

エンディングノートを活用した永代供養

お寺に永代供養を依頼する場合は、エンディングノートを活用する方法があります。

エンディングノートを作る前に、永代供養を依頼する霊園やお寺を選んで、供養についての詳細を霊園やお寺と前もって相談し決定しておきます。

そして、財産の相続については遺言書に記します。

記した人が亡くなったときに遺言書の内容に基づいて執行人が実際に実現していきます。

執行人は行政書士や司法書士などといった執行の実績がある専門家に生前に依頼しておくことによってスムーズに執行の手続きを進めていくことができるようになります。