増加する墓じまいや改葬

少子高齢化が進み、1970年代に急速に増加した家族のお墓の需要が急速に減少してきました。現在ではお墓を取り壊すということも多くなってきているようです。その中には無縁墓としてお墓の管理をする人がいなくなり、霊園や墓地の管理者によってお墓の撤去をするというケースも近年増えてきているようです。必要なくなったお墓や管理できなくなったお墓を処分することを墓じまいと言います。墓じまいは、その墓所にある墓石やそれに付随するものを全て解体して、墓所をもともとあった更地に残すことです。一般的には閉眼供養などの法要を行ったうえで墓石などを業者によって撤去してもらうという方法です。必要なくなったお墓や管理できなくなったお墓はこうした方法で撤去することができるのです。

墓はしまえても遺骨はしまえない

こうした墓じまいにはひとつ問題があります。それは遺骨をどうするのかという問題です。墓じまいで撤去してもらえるのはお墓だけでそこに収蔵されている遺骨に関しては、次のお墓を探す必要があります。遠くにあるため供養を行うのが困難という場合に遺骨を改葬しお墓を撤去することはできますが、移す先のお墓がなければ遺骨は行き先を失ってしまうことになります。別の箇所にお墓があり、そちらに遺骨を移すのであれば階層は非常に有効な方法となります。しかし、そちらのお墓のカロートが一杯になっているという状況やそもそも他の移す先のお墓がないという場合には改葬は行えないこともしばしばあります。

遺骨、仏具、お墓などを処分するには

そうした遺骨の最終的な行き先を決める方法が永代供養です。永代供養というのは遺骨を他の方の遺骨とともに合葬して、その管理を霊園や寺院が引き受けるというシステムです。遺骨の所属が半永久的に霊園や墓地になるため、その後の改葬などを全く行わなくてよくなるという供養の方法です。最近ではそうした合葬の前にさまざまなオプションがある形式の永代供養が多くなってきています。一定期間別の方法で供養を行ったのち、その遺骨を合葬するのです。供養の問題にはさまざまなものがあります。お墓そのものをどうするのか、遺骨をどうするのか、仏壇仏具はどう扱うのかという悩みもあるでしょう。実はこうした悩みというのは全て寺院で解決することができます。お墓は閉眼供養と墓じまいを、遺骨は永代供養を、仏壇仏具に関してはお炊き上げを寺院で行っています。必要がなくなりどうしていいのか分からないものに関しては是非懇意にしている寺院に相談してみるのが良いでしょう。

埼玉県南東部地域で永代供養にお困りなら

光輪霊園は埼玉県松伏町にある霊園です。寺院の敷地にはございますが、霊園として宗旨宗派を問わずご利用いただくことができます。また、遺骨の管理にお悩みの際には永代供養のご相談も受け付けております。松伏町を始め、越谷市、春日部市、吉川市などで供養に関するお困りごとがある際には光輪事業部までご相談ください。