行動規範の高い日本人その根底に根付くもの

日本人の根本的な思想を作り上げているのは、恥や名誉であるというのは有名な新渡戸稲造の「武士道」の中でも説かれています。世間とウチのというものの間に壁あり、その外である世間様というものに対して恥ずかしくないという生き方が正しいとされてきたのです。その思想は現代でも日本人の根底に根付いています。なにか有事の際に日本人がきちんと列を崩さずに並ぶことは諸外国でも報道され、その高い行動規範やマナーは日本独特の文化として高く評価されています。

日本人のもつ宗教観とは

こうした文化の裏付けとして儒教の教えなどもあります。これは年長者や家長を敬うという教えです。また独特の祖霊信仰もあり、日本の神社や仏閣に対する関心は非常に高く、初詣などでそれらの宗教施設に参拝する人数は世界的みて驚くべき数字なのです。また墓参りなどに関しても、海外は故人の命日などに参ることはあってもお盆やお彼岸のような特定の時期に一斉にお墓参りをするという文化を持った国は先進国の中ではかなり珍しいと言えるでしょう。

2010年を境に変化する意識

前述の比較を「先進国の中では」としたのにはひとつ理由があります。それは先進国が持つ共通の問題点に言及するためです。その問題点とは埋葬の問題です。日本でも、2010年ごろから供養難民や無縁社会などという言葉が聞かれるようになってきました。旧来の日本社会のシステムが変化していき、世間とウチという構造ではなく、他人と自分という構造になった結果、顔を突き合わせたコミュニケーションは希薄になっていきました。結果として供養されない遺骨が存在したり、誰にも存在を認識されない個人というものが発生したのです。こうした状況を世間が認識していくにつれて、世間に対してそして子孫に対して名誉であり迷惑をかけない自分の死後を考えるようになりました。たとえ継承者がいなくなったとしても自分の墓が荒廃しない方法や遺骨が放置されない方法を考え始めたのです。現在では永代供養や自然葬などの方法が選択されることが増えつつあります。こうした新しい供養の方法はどんどんと広がりつつあります。しかし、その一方で散骨の方法などで法的に問題のある方法をとっている業者もいます。

安心の永代供養を行うために

光輪霊園は埼玉県北葛飾郡松伏町にある霊園です。光輪霊園は宗教法人善源寺が直営する同境内の中にある霊園です。霊園であるため、宗旨宗派を問わずご利用いただくことができます。旧来の墓石や骨壺を使った供養方法はもちろんのこと、樹木葬や永代供養などさまざまな供養の方法をご用意しております。埼玉県、越谷、春日部、吉川など松伏周辺地域で霊園をご利用の際は、光輪霊園にご相談ください。