遺骨をどこに納めておくのかという選択

遺骨を供養する場合にはさまざまな方法があります。現在最も行われているのは一般的なお墓を利用して、カロートに遺骨を収蔵する方法でしょう。最近行われるようになった方法としては散骨という形で、指定された山林に遺骨を散布する方法、海洋に遺骨を散布する方法も取られるようになってきました。また一般的なお墓のようにカロートに骨壺に入れたまま遺骨を収蔵するのではなく、直接地面に遺骨を埋蔵しそのうえに樹木などを墓標として建てる樹木葬なども行われるようになりました。地面や海洋を利用しない方法としては屋内外にある集合納骨スペースに遺骨を収蔵する方法もあります。屋内のスペースに納骨する形式のことを納骨堂といいます。また納骨堂の屋外型の物もあります。遺骨の現在の供養の方法としては、地中に埋蔵する。山林海洋に散布する。専用のスペースに収蔵する。お墓を使わずに供養する。という四つの方法があるのです。

遺骨を遺し引き継いでいくという選択肢

まず決めなければならないことは遺骨の管理を引き継いでいくのか否かということです。遺骨の管理を行う後継者がいて、そしてその管理を引き継いでいくという同意が得られているのであれば、通常の家族墓や個人墓を用いて遺骨をカロートに保存するという形がとれます。また集合納骨スペースに遺骨を収蔵することも可能でしょう。

遺骨を遺さないという方法も

地中に埋蔵するもしくは山林海洋に散布するという場合には遺骨の管理を引き継ぐ必要がありません。なぜなら遺骨そのものがない状態になっているからです。こうした供養というのはのちの世代にその管理や最終的な処分を要求する方法ではありません。しかしそうした供養の方法を選択した場合に子どもや配偶者などが心の拠り所とする場所がなくなってしまうという難点もあります。

一定期間だけ遺骨を保存するという折衷案

その折衷案として取られる方法が永代供養です。永代供養そのものは合祀の形式で遺骨を地中に埋蔵する方法です。しかし、多くの永代供養にはこの前段階として一定期間遺骨をなんらかの形で引き継いでいく方法がとられます。通常の家族墓や個人墓への収蔵をおこなったり、集合納骨スペースに遺骨を納めたりします。一定期間はその霊園によって異なりますが、その期間は通常の形でのお参りなどを行うことができます。そうした形で心の拠り所、信仰の対象として一定期間が経過したのちに遺骨をあらためて合祀という形で地中に埋蔵します。期間を設けることによってお墓を恒久的に残すことなく、かつ通常の供養と同じ形をとることができるのです。光輪霊園でもさまざまな形の永代供養をご提案させていただいております。埼玉県東南部地域で永代供養をお考えの際は光輪霊園にご相談ください。