世界の墓標を見る

世界には様々な規模や形態の墓があります。ピラミッドや大仙陵古墳のように為政者が作った巨大な陵墓から、東南アジアの島などに見られるようなもともとあった樹木のもとに遺体を埋めそれを墓標にするような自然を利用した簡易的なものまであります。日本の場合、石を使った墓標が一般的です。石を使った墓標というのは世界的にもよく見られるものです。石を使う理由として、石は植物などを使ったものと比較して長い間変化せず残りやすいということがあります。日本の場合、鎌倉時代ごろから石を使った墓標として石塔が作られました。これは仏閣に見られる釈迦の聖遺物を祀る塔をまねたものだと思われています。

日本でのお墓の役割

なぜわたしたちは墓を作るのでしょうか。ひとつには遺体や遺骨を埋葬する場所としての役割があります。また日本では先祖に対する信仰として、仏壇、神棚、そしてお墓にお参りをします。先祖に祈りを捧げ、故人に語りかける場として墓はわたしたちの人生において欠かせないものとして存在してきました。

変わっていくことによる困難の発生

しかしそうした精神的な拠り所であった墓に大きな変化が訪れています。最近ニュースなどで目にすることが増えた墓の荒廃の問題です。少子高齢化と人口の流動化が進んだことによってお墓はこれまでのように管理し引き継いでいくことが困難になってきたのです。子どもの数が少なくなることは墓を管理できる人間が減っていくことを意味します。かつて多くの兄弟で合同に管理していた墓を一人で管理することは、経済的にも物理的にも困難なことです。また居住地の変更などによる距離的な問題もあります。そういった理由から現在ではお墓に対する考え方が以前とは変わっていているのです。

現代におけるお墓の悩みとは

墓の処分や遺骨の行方などは、現代に生きる人の多くの悩みでしょう。そうした悩みを解決する方法として光輪霊園では、三十三回忌をもって弔い上げをする「絆」というサービスをご用意しております。「絆」は一般的な霊園のように墓所をご利用いただき、三十三回忌の段階で墓石をお引き取りし、遺骨を永代供養させていただくサービスです。もちろん光輪霊園には、永代供養墓や個別納骨堂を利用した永代供養のほかに、通常の墓所を利用したサービスも行っています。寺院の境内にある霊園ではございますが宗旨宗派を問わずご利用いただくことが可能です。埼玉県東部、越谷、春日部、吉川、松伏で霊園をお探しの際は光輪霊園にご相談ください。