葬儀、埋葬なぜするのか

葬儀は本来残された遺族が亡くなった人を追悼し安らかに死後の眠りに着けるようにする儀式でした。また墓は故人の霊を祀り慰めるものとして建設されました。葬儀や埋葬は人類共通の習慣であり、それはおそらく死後という決して見ることのできない世界への畏怖と腐敗というものに対する恐怖から生じたものでしょう。しかし墓の建設という召喚については人類共通のものではありません。世界には水葬や散骨という形で埋葬を行うことも多く見受けられます。

私たちが墓を作る理由

では我々はなぜ墓を作るのでしょう。世界には色々な種類の墓が見られます。多くの場合は墓標として石を使っています。石を使う理由については宗教的なものもありますが植物やその他のものを使った場合と比較して長く残るものであるからです。日本では仏教の影響により、鎌倉時代ごろから石塔を使った墓石が見受けられるようになりました。しかし実際に墓石を使ったお墓が庶民にも広がったのは江戸時代中期以降で、それまでは土葬をするだけでした。しかし後世になり墓石のある墓が作られるようになってから、墓はかつてとは違う役割を示し始めました。それは遺族や子孫に対する参拝の対象の場所としての役割です。

ワールドスタンダードな埋葬法とは

現代の日本での一般的な埋葬方法は三つの分類ができます。ひとつめは遺体ではなく遺骨を埋葬する。ふたつめは埋葬といっても直接土に埋めるわけではない非埋葬の形式をとっている。みっつめは墓標を建立しているという分類です。あまりにわたしたちはこの方法を当たり前だと思っているために、それ以外の埋葬方法は認められないような気がしています。しかしこの方法がとられるようになったのは江戸以降である以上日本の歴史上そこまで長いものでもありません。また世界を見てみれば、土葬の習慣をとっている先進国もあります。つまり埋葬としてわたしたちが当たり前だと思っていることは全てがスタンダードだとは言えないのです。

信頼のおける霊園

現在常識とされている埋葬方法が必ずしもそれだけが唯一の方法ではないというのは上に述べたとおりです。そのため本人が望めばどのような埋葬方法でも構わないというのが正直なところでしょう。しかし、どのような埋葬方法を選んだとしても、その霊園管理者が信頼できるのかというのが何より大切になってきます。埋葬は本人だけの問題ではなく、そこに参拝する遺族も含めた問題だからです。善源寺は昭和51年に開山した寺院です。境内には光輪霊園があり、宗旨宗派問わずご利用いただくことが可能です。埼玉県越谷市・春日部市・吉川市・松伏町エリアで信頼のおける霊園をお探しの方は一度ご相談ください。様々な供養方法を提案させていただきます。