そもそも葬儀や供養と宗教に関係があるのは

お墓についての変化の原因として日本人の死生観や宗教観の変化があります。人の死と宗教というものは古くから切っても切れない関係にありました。古くは宗教というものはひとつの科学でした。身の回りにある事象の説明として、物理的に説明できないものを宗教という形で解決してきたのです。日はなぜ昇るのか、四季はなぜあるのか、人はなぜ死ぬのか、そうした事象の原因というものが擬人化され、神や仏などのさまざまなものによって説明がなされてきたのです。

どんなに科学が進んでも解決できない問題

科学が進んだ現在では、多くの事象は自然科学によって説明されています。そのため宗教的な儀礼などの役割は少しずつ減ってきたのかもしれません。しかし、数千年前から変わらないこともあります。それは自分と親しい人が亡くなると悲しいという単純な事実です。死に対して悲しんでいる、という事象について科学での説明はつくかもしれません。悲しみが発生する心理学や脳内物質の変化などはきちんと観測をして分析をすれば説明をすることはできるでしょう。しかし、死を悲しんでいる状況で必要なのはそうした事実ではなく、現行の悲しみをどう和らげていくのか、ということなのです。

納得のいく遺体の供養方法を考える

そのひとつの方法として変わらずあるのが、葬儀であり、埋葬でもあります。遺体の処理ということだけを考えるのであれば、火葬を行って遺骨をできるだけ自然に還りやすいように散布するのが最も良い方法でしょう。また遺体を分解する点だけに特化するのであれば、北欧や北米などで一部行われている、液体窒素で冷却して粉砕するというフリーズドライ埋葬などの方法もあります。しかし、遺族の方が望んでいるのは多くの場合そうした方法ではありません。納得のいく形で葬儀を行い、火葬を行い、遺骨の供養を行っているのです。

将来的な後継者の問題を今から考える

遺骨の供養は行いたいものの、管理者を今後も確保していくことが難しいということもあるでしょう。そうした未来の継続に関しては難しいものの、供養は旧来の形に近い方法で継続したいという場合に利用できる方法として、永代供養というものがあります。光輪霊園は埼玉県松伏町にある霊園です。寺院に併設されてはいますが、檀家の方以外も利用できる霊園となっております。光輪霊園ではさまざまな形式の供養を行っております。通常の個人墓や家族墓などの形以外に、樹木葬形式で合葬する永代供養や、一定期間納骨堂で供養させていただいたのちに合葬させていただく永代供養の形もあります。また通常に永代供養のサービスを付帯した「絆」というプランもご用意しております。供養に関してお悩みの際は光輪霊園にご相談ください。