ネコ飼育の歴史

イヌとともにペットとしての人気を二分する動物、ネコ。その飼育の歴史は古く、今から約4000年前にはエジプトで穀物の管理用として飼育されていたそうです。そのためエジプトでは記録にネコが出てくるのが古く、古代の神話としては珍しくバステト神というネコの神様が存在します。その後、ネコは交易とともに世界中に広がっていきます。航海をするうえで不可欠な食料、その守り神としてネコは船で飼われました。寄港した際に、珍しい生き物として現地に置いていかれたり、逃げ出したりなどしてネコは世界中に広がっていきました。

日本にネコが来たのは

正確な資料は残っていませんが、「日本霊異記」にはすでに禰古(ネコ)という名称でその姿を確認することができます。おそらく中国との交易をしていくなかで、仏教とともに伝来したのではというのが通説です。その後ネコは日本中に広がっていきました。そして吉原の伝説から作られた招きネコなど、多くの形で日本人に親しまれています。猫島やネコカフェなど、現代でも人気のスポットとしてネコが扱われています。

ペットネコが増えた理由

かつてイヌは日本におけるペットとしての人気をほしいままにしてきました。しかし最近では、イヌ派、ネコ派とその人気を二分するようになりました。ネコが現代に好まれるようになった背景として、集合住宅の増加があります。現在のペットの統計を見てみると、地方においてはいまだイヌが圧倒的な割合を誇っています。これは飼育するうえでのスペースの問題や散歩をさせなくてはならないという事情からだと考えられます。その点ネコは家から出すことなく飼うことができるため、都心部ではその割合は大きくなります。
イヌ、ネコと種類を問わず見てみた場合、日本ではペットの飼育の割合が増えています。ペットの割合が増えるということは、同時にペットの死亡する絶対数も増えるということです。

ペットの葬儀の問題

イヌが死んでしまったときには、飼うときにイヌを自治体に登録していると思いますのでその役所に届出を出さなければなりません。それは狂犬病予防の観点から行っているため、その他の動物に関してはそういった義務はありません。
ペットが亡くなったときには多くの飼い主の方は葬儀を行うと思います。しかし、ペットの葬儀に関して多くを知っている人は少ないです。また、近年急速にペット葬儀業者が増加したため、多くトラブルが発生しています。ペットの葬儀を行う際には信頼できる実績を持った業者を選ぶようにしましょう。