なぜ人類はペットを飼うのか

人類が動物を飼い始めたのは今から約12000年前、一般的には狩猟を手伝わせるため家畜化したオオカミがイヌとして人類と共に暮らし始めたと言われています。しかし現代では、番犬として飼っていることすら珍しく、イヌを飼っている理由はペットとしてというケースがほとんどです。ではなぜ人は動物をペットとして飼うのでしょうか。さまざまな理由があるとは思いますが、その理由は癒されるから、が一番多い理由です。だれかの世話をすることで人間は幸せに感じる傾向にあると最近の研究では言われています。

ペットの寿命

その人気を二分するイヌとネコ。イヌ派、ネコ派という言葉があるように、どちらが好きかというのは、血液型占いと同じくらいによく話題に上がります。その二大ペットの寿命はどれくらいなのでしょうか。どちらの場合も大きい種類のほうが寿命は長くなる傾向にあります。それは体が大きいほうが病気に対する耐性が強いからです。そのため小さい種類のほうが寿命が短く、大きい種類のほうが寿命が長い傾向にあります。また、どちらの場合も平均的な寿命は15~17年くらいです。

ペットを飼うということ、いつかくるその日のために

現在の日本の人間の平均寿命が80歳台だということを考えるとたいていの場合、その飼い主はペットの最期を看取ることになります。つまりペットを飼うということは同時に、いつかその家族同然のペットの最期を見届けるということでもあるのです。子どもが生まれたのと同時に飼い始めたペットは、その子どもが中学生から高校生になる頃くらいにはその寿命を全うします。そうして寿命を全うしたペットに飼い主である私たちは何をしてあげられるでしょうか。

人と同じように葬儀をしてあげるには

ペットを火葬するには大きく分けて二つの方法があります。それは公営の施設を使って火葬を行う方法と、一般の業者に頼んで火葬を行う方法です。どちらも一長一短あります。費用の面で言うならば、大抵の場合公営の施設を利用したほうが安価になる傾向にあります。しかし、多くの施設では、その扱いは一般廃棄物という扱いになり、遺骨の回収ができずにその他のゴミと一緒に処分されてしまう場合があります。反対に一般業者にお願いした場合、価格は公共のものと比べて高くなりがちですが、遺骨の回収をできたり読経してもらえるサービスなどがあります。また法整備がまだ十分に行なわれていないため、ごくごくまれにですが悪徳業者がいる場合もあります。