近年高まりつつあるお墓への関心

最近テレビなどでお墓の問題が取り上げられることが増えてきています、この背景にはここ20年ほどで急激にお墓に対する関心が高まってきたことがあります。その価格や原価、そもそものシステムなどが一般にも浸透していき、お墓に対する知識が高まっていったことがその背景です。お墓に対する啓蒙が進むにつれて、その価格や必要性に対する考え方の多様性が広がっていったのです。

お墓の荒廃の原因とは

そこには前時代の残した問題点もあります。それは新たにお墓を作ることに対する考えではなく、現在あるお墓に対する課題です。多くのニュースやメディアで、霊園で荒廃しているお墓が取り上げられています。お墓は放置されれば荒廃していきます。都心部での空き家問題のように、作られてから時間が経過しそこを利用する人間が少なくなってしまえば荒れ果てていってしまうのです。ひとつとしては地方における過疎化の問題があります。過疎化そして高齢化が進めば、お墓を管理する人口が不足してしまいます。中には、霊園すべてが無縁仏となってしまい完全に荒れ果てるほかなくなっている霊園もあるでしょう。また一方で都市部の霊園ではあるけれども、その血縁者や後継者などがいなくなり荒れ果ててしまっているお墓もあります。こうしたお墓は霊園管理者や地方自治体によって整備されるしかありません。こうしたことが起こっている背景としては、以前は家族がお墓の管理をして当然という風潮があった半面、現在では家族の代々の墓がどこにあるのかもわからず、霊園管理者側もその血縁者と連絡を取ることができないため、どちらも困っているという状況があるのです。半面こうした状況を発生させないために墓じまいを行う人も増えてきました。また、こうした墓じまいを代行する業者なども増えてきているのです。

お墓を作る前に考えておくこと

こうした状況を解決するために、そもそもお墓を作る段階で供養の方法を考えるという人も増えてきました。従来の家族のお墓を使った供養の方法ではなく、お墓を残さない供養の方法です。その方法というのは、骨壷を預けて合同供養施設で安置する方法や、墓石の代わりに樹木を利用した樹木葬の方法、そもそもお墓を利用せず散骨する方法などがあります。遺骨の管理を信頼できる管理人に管理してもらい、一定の期間が経過したのちにはきちんと管理者に墓じまいをしてもらう。それをしてくれる管理人を探すのがお墓を荒廃させない良い方法でしょう。

埼玉県での霊園探し

わたくしたち光輪霊園は、埼玉県東部松伏にある霊園です。本霊園では通常の墓石を使った供養のほかに、永代供養など様々な方法で供養を行っています。越谷、春日部、吉川などで墓のことについて何かご不明、ご不安なことがございましたら、一度ご相談ください。