現行のシステムが作られたのは半世紀以上も前

現在のお墓のシステムというのは昭和23年、1948年に作られた墓地、埋葬などに関する法律をもとに作られています。そのため、現在のお墓などのルールや風習というのは「一般的に考えられているよりも新しいものであり、システムとしては半世紀以上前に作られたものがベースとなっているのです。

お墓と遺骨のルールのベースとなっているのは

現在のわたしたちがお墓に対して行っているさまざまなことは、この「墓埋法」と「民法」そして地域や宗教などによって作られた風習によって行われています。お墓は家単位で管理するものであり、旧来の家屋のように長子がそれを引き継ぎ管理していくという考え方はこれらの事柄や明治時代以降の日本人の文化から来ています。一家のお墓を建て、そのお墓を子どもが引き継いでいく。そのために、縁のある寺院や霊園などで墓所の永代使用権を購入し、それを代々引き継いでいくというのが考えられたシステムでした。

お墓と遺骨、ひとつの社会問題

しかし現在ではこれらのシステムが問題になっています。特に地方では、そうしたお墓を引き継ぐ人がいなくなっているのです。人口の流動が活発になったことや少子化により、お墓を引き継ぐ人間が減ったことなどから管理する人がいないお墓が増えたことがその背景としてあります。今から7年ほど前に熊本県で行った調査ではある自治体にある墓地のうち4割が無縁仏だったという調査もありました。遺骨とお墓というのは現代が抱えるひとつの社会問題なのです。

遺骨そしてお墓の処分をするには

遺骨とお墓を処分する方法にはさまざまなものがあります。遺骨を特定のひとつのお墓にまとめるという方法。遺骨を長い時間をかけてお墓の中で土に還し、遺骨がなくなった段階で墓じまいをしてしまうという方法。遺骨を取り出し粉骨して散布する方法などです。もうひとつの方法として永代供養という方法があります。永代供養は先に挙げたみっつの方法のうち、遺骨を特定のお墓にまとめるという方法と遺骨を長い時間をかけてお墓の中で土に還すという方法を霊園管理者や寺院などに行ってもらうことです。中には一般的な供養に近い形での供養が行えるよう、一定期間は通常の供養の形と同じように供養を行い、その期間が経過してから遺骨を骨壺から取り出し合祀供養する永代供養墓に移すという方法をとっている寺院や霊園もあります。光輪霊園は埼玉県南東部にある霊園です。通常の家族墓や個人墓を用いての永代使用権を購入した供養の形のほかに、さまざまな形の永代供養も行っています。埼玉県南東部地域でお墓のことでお悩みの際には光輪霊園にご相談ください。