お墓を所有している人の割合とその種類

かつてお墓は家族のものであり、亡くなった人は先祖代々のお墓に埋葬されるのが一般的とされてきました。しかし現代ではそうした従来の当たり前が通用しない時代になってきました。管理するものがいなくなり荒廃するお墓や、入るべきお墓が見つからず自宅で供養している場合などもあります。ある地方自治地帯の調査によると、現在自分が入ることのできるお墓を所有している割合はおおよそ4割で、そうしたお墓のうち後継者などの管理人が必要な形式のものが6割です。お墓を持っている人の4割は管理の必要のないお墓であり、全体からしても2割弱の人がすでに後継者の必要のないお墓を利用しているのです。

自身だけで終わらせられる墓

後継者の必要のないお墓というのは、合葬墓や永代供養付きのお墓のことを指します。合葬墓というのはその名の通り、合同で埋葬される形式のお墓のことです。埋葬場所には大きな碑やモニュメント、樹木などがあり、そこに地縁や血縁に関係なく埋葬されることになります。こうした形式の場合、管理を行なうのはその霊園の管理者であるため、後継者を必要としません。また永代供養付きのお墓の場合は、通常の伝統的な方式のお墓に近い形で埋葬を行ないますが、一定期間の供養を行った後に霊園管理者が墓じまいをして永代供養を行なってくれるというサービスです。これらのサービスが増えてきている理由としては、次世代に負担をかけたくないという人が増えていることや、自身の墓を管理してくれる人がいないという世相があるのでしょう。

世界的に見ても行なわれることの多い散骨

散骨も供養のひとつの方法として認識されるようになりました。手段や場所などによって名称は異なりますが、共通して言えるのは拾骨した遺骨を細かく砕き、それを自然の中に撒くということです。これらの方法は現代の日本人の感覚からすると少し乱暴に感じるかもしれません。しかし先進国の中でいえば、日本と同じ島国のイギリスなどでは芝生に遺骨を撒くなどの供養の方法は非常に一般的な方法であり、世界的に見てもおかしな方法ではないのです。

お墓に対する興味の高まり

お墓に対する関心は2000年を過ぎてからどんどんと高まっていき、現在では多くの人が永代供養や散骨という方法に興味を持っています。いまだかつてないくらい自身のお墓に興味を持っている人が多い時代なのです。光輪霊園は埼玉県松伏町にある霊園です。伝統的な埋葬法のほか、永代供養についてもおおくの方法で行なうことが可能です。越谷、春日部、吉川で葬儀をお考えの際は光輪霊園にご相談ください。