永代供養とは何か 従来の供養の方法は

1990年代から行われるようになった供養の方法として永代供養というものがあります。従来の供養の形というのは遺骨の納め方に関わらず、遺骨を納める場所の使用権を購入してそこに遺骨を納めるというものでした。納骨堂の場合は寺社や霊園管理者が清掃や管理などを行うことが多いですが、個人墓や家族墓を利用した供養の場合は清掃や管理などを後継者である配偶者や子孫が行っていました。どちらの場合にしてもその納骨場所の権利は受け継がれていくものであり、同様にその遺骨も受け継いでいかなければならないものなのです。

遺骨の最終的な処分になる永代供養

永代供養の場合、その遺骨は引き継ぐことなく、最終的に寺社や霊園管理者によって遺骨が処分されることになります。その方法というのは他の遺骨と共に合祀するという形です。合祀するということは他の遺骨とその遺骨が混ざってしまうことになるため、合祀を行った降その方の遺骨だけを取り出すことはできません。

後に負担を残したくない、そうした気持ちのうえでの選択

永代供養を行ううえでの最も大きい利点は、後継者に遺骨を引き継がせる必要がないということです。遺骨の管理を引き継がせるということはお墓の管理をするだけでなく、その中にある遺骨の最終的な処分も託すことになります。その決断には事務手続きなどの労力や遺骨に対する決断という精神面での負担、そして最終処分をするための費用も負担することになります。またそこに至るまでの年間の管理費などの負担なども強いることになってしまいます。永代供養を行うことによってそうしたさまざまな負担を後継者に与えることなくなるのです。

トラブルを避けるためにあらかじめ親戚などに理解を得ること

しかし一方で、従来の供養の方法と異なるということや、個別の供養の対象を失うということなどから、親戚に反対されることなどもあります。永代供養で合祀をしてしまうと物理的に遺骨を取り出すことができなくなるのです。その点にきちんと留意したうえで、そして親戚に理解を得たうえで永代供養を行うことが大切です。埼玉県東部地域にある光輪霊園ではさまざまな形式の永代供養を行っております。そのまま合祀の形式で永代供養を行う方法のほか、通常の個人墓の形式で一定期間供養を行ったのち合祀の形式で供養する方法などもございます。合祀したのちにもそこに祀られていることがわかるように芳名や戒名、属名や命日、没年例を彫刻することができる永代供養専用墓誌もご用意しております。埼玉県東部地域で永代供養をお考えの際はまず光輪霊園にご連絡ください。