最期の場所、お墓の変化

わたしたち人間を取り巻く環境というのは時代や技術の変化によって大きく変わってきました。それは臨終に関しても同様です。昔は多くの人が自宅で臨終を迎えていたのに対して現在では多くの人が病院でその最期を迎えています。かつては「死ぬときは畳みの上で」などという言葉がありましたが、現在では医療技術の進歩や住宅様式の変化から畳の上に敷いた布団のうえで亡くなる人はほとんどいなくなりました。かつてどこにでもあった風景はなくなっていきました。現在では死というのは、家族のいない病室で医師によって下されるものになったのです。

家から追い出された「死」という概念

こうして家と死は切り離されていきました。また住宅事情などから自宅で葬儀を行う人も非常に少なくなってきました。死は日本の歴史の中でいまだかつてなかったほど生活から切り離されていったのです。死はスクリーンなどの物語の中だけで語られるものとなり、現実における死は医者や葬儀社などそれにまつわる人間のみが関わるものとなっていったのです。

自由な発想から新しい供養方法へ

このことから現代の人間は死に非常に疎くなっています。時代に合わせて葬儀は合理性のあるものに変化していき、また供養はより省略をされていきました。儀式のスピード化や合理化を進めた結果、葬儀は短くなっていき、法要はどんどんと少なくなっていきました。しかしこうした変化は同時に多様化をも生み出しました。現在では個人の希望にあった多くの形式の葬儀を行うことができるようになったのです。
これに関しては供養の方法についても同じです。現在では子どものために墓や遺骨を遺さずに永代供養や自然葬、散骨といった形で供養を行なう人も増えています。また遺骨を宇宙に打ち上げる宇宙葬やバルーンに乗せて空へ飛ばすバルーン葬、アクセサリーの中に遺骨を納めたり、遺骨そのものをアクセサリーにするなど多くの供養の方法がとられています。

埼玉県で永代供養や樹木葬をお探しなら

光輪霊園は埼玉県松伏町にある霊園で宗教法人善源寺が運営しております。近隣の越谷、春日部、吉川などの地域の方にご利用いただいております。光輪霊園は寺院の境内にありますが、宗旨宗派を問わずご利用いただくことが可能です。また通常の供養の方法のほかにも、永代供養や樹木葬などの形式での供養も行っております。埼玉県東部地域で霊園をお探しの際は光輪霊園へご相談ください。