増加しつつある永代供養

近年供養に関して考える際に、永代供養という選択肢を必ず目にすることがあります。永代供養というのは乱暴な言い方をするのであれば、遺骨の最終処分を霊園に委託するという方法です。従来の供養の方法の場合遺骨は骨壺に入れて墓所に収蔵するのが一般的でした。ではなぜ永代供養という方法が必要なのでしょうか。

従来の遺骨の管理方法では

現在の遺骨の供養の方法というのは遺骨を骨壺に納めてお墓に収蔵するというのが最も一般的な方法でしょう。しかし、納めた遺骨がどうなるのかということに関してはあまり考えたことがない人がほとんどではないでしょうか。現在の火葬の方法の場合、その温度などから遺骨は比較的丈夫な状態で残ることになります。外側が高温で焼かれた遺骨というのは通常の遺骨と比べると自然に還るまでに時間がかかります。保存されている状況にもよりますが、長ければ100年以上の時間がかかるのです。遺骨ひとつが自然に還るまで100年以上がかかるとすると当然のことながら遺骨が収蔵されるスピードの方が早いことになります。そのため必要とされるお墓の数はどんどんと増加していくのです。

遺骨一体当たりに対する負担の増加

遺骨の数が増加していくため、必要とされるお墓の数が増加していくのにはこうした事情があります。一方でそうした遺骨を管理する人が減っているというのももうひとつの問題です。現在の日本の死亡者数は年々増加しています。その反面出生率は低下しているため、当然のことながら人口は減少しています。前述のようにお墓が増加しているにも関わらず、人口が減少しているということは一人当たりの負担するお墓の数が増加しているということです。お墓というのは建てる場合にもしまう場合にも費用が必要です。また維持していくにも維持管理費がかかります。どこかでお墓というものに見切りをつけていかなければ近い将来お墓に対する負担が増加しすぎたり、継承することができずに放置されるという状況が日本全国で当たり前のように見られるようになるかもしれません。

継承していく遺骨を減らす、という発想

そうした状況を解決する方法が永代供養なのです。永代供養は霊園管理者が合葬の形で遺骨を供養します。過程に関してはさまざまですが、その霊園の指定の方法で他の方の遺骨とともに遺骨を供養することになります。他の遺骨と混ざっているということは当然その遺骨を分骨することはできません。しかしその遺骨が自然に還るまで管理をしてもらえるのです。言うなれば永代供養は遺骨の最終処分方法なのです。光輪霊園は永代供養を始めさまざまな形の供養を行っています。越谷市、松伏町、吉川市、春日部市などで供養に関してお困りの際は光輪霊園にご相談ください。