日本の葬儀の特徴とは

予算的に見ても、その方法をとっても、日本は世界有数の葬儀大国です。日本の葬儀は非常に厳粛かつ盛大に行われています。そして葬儀後の法要やお墓参りという点を見ても日本は死者に対して非常に敬意を払っているのです。例えば、今あげた墓参りに関して言うならば、欧米では死者へ報告を行いたい特別なときや命日以外はお墓参りをする習慣はありません。日本でのお盆のお墓参りのように、定期的にそして決まった形式でお墓参りを行う習慣は東アジア以外ではほとんど見ることができません。

日本人が驚く、海外の遺骨への無関心

では、海外ではどのように遺体や遺骨を処理しているのでしょうか。フランスではもともと土葬を中心に埋葬が行われていました。しかし、地価の高騰など経済的な理由から急激に火葬が増えていきました。火葬自体はもともと行われていたのですが、その火葬をしたあとの遺骨を処理する方法が確立されていなかったのです。そのため火葬のあとに残った遺骨をどうすれば良いのかという問題が発生しています。ドイツやオーストリアではそもそもの遺体や遺骨に対する関心が低いです。火葬や土葬を行う際に家族が最後まで立ち会わないケースすらあります。葬儀は特定の宗教者と専門の埋葬業者によって行われるのです。遺族はその遺体や遺骨がどのようにどこに処理されているのかすら知らないこともあります。そのため有名な音楽家であるモーツァルトの遺骨は一旦共同墓地に埋葬されてしまい、のちに発掘され保存された現存するモーツァルトの遺骨が本当にモーツァルト本人のものなのかという論争が、その死後200年以上たった今も行われています。

先進的な遺骨の処理方法を行う国では

イングランドでは遺骨に関する考え方は非常に先進的です。火葬した遺骨は、火葬場にしばらく預けられます。その遺骨を埋葬したい遺族はその遺骨を取りにいきます。そしてその遺骨を海や川、特定の専用の公園などに散骨するのです。一般的にはスキャッタリンググラウンドと呼ばれる散骨用の特定の地域に散骨する方法を取ることが多いです。遺骨を遺族が引き取りにこない場合はその遺骨は公的機関によって処理されます。アジア圏であるインドでもこれに近い形で埋葬が行われています。火葬をしてその遺骨や遺灰を川に流すという方法が一般的です。

日本での遺骨の問題

埋葬の方法は世界的にみてもひとつの社会問題になっています。日本でも近年、海外と同じように散骨などの方法が一般的になりつつあります。永代供養はそうした埋葬の問題を専門の霊園管理者に委託する方法です。遺骨を霊園管理者に預け、そしてきちんとした供養を行うのです。光輪霊園は埼玉県東部にある霊園です。通常の墓石を使った供養のほか、永代供養や樹木葬など多くのプランをご用意しております。埼玉県、越谷、春日部、吉川周辺で霊園をお探しの際は光輪霊園にご相談ください。