永代供養をお願いする場合のメリット&デメリット

永代供養は、現代の問題である晩婚化や少子化などでお墓の管理・供養で困っている人たちにとっては素晴らしいサービスとなっています。

しかし、いくらいいものだと言っても、メリット部分もデメリット部分も存在します。

その点を理解した上で、利用するかどうかを決めましょう。

どんなメリット・デメリットがある?

メリット部分としては、次のことが挙げられます。

  • 管理・供養をしてくれるのでお墓参りをしなくてもよくなる
  • 宗教の面で問われることはない
  • 一度永代供養料を支払えば、お布施など他にかかることがない
  • 墓石を買わなくてもいい

デメリット部分もチェック

  • 形式の選び方によっては、遺骨を他人の遺骨と一緒にまとめて埋められてしまう
  • 永代供養と言っても、永久に供養をしてくれるわけではない
  • 一度埋められたら、掘り返すことが出来ない

上記のような点で、親族でどうするかを話し合わなくてはいけない問題もあるのです。

これからも人気は高くなるかも

メリット部分として挙がっていた費用の面は、お墓を買って普通に供養をするよりも安く収まることが大きな利点となります。

1度支払いを済ませてしまえば、後は一切かからないという点も大きいでしょう。しかし、他人の遺骨と一緒になってしまうことがネックとなってしまう場合もありますので、相談しなくてはいけないところもあることがわかると思います。

永代供養は、これからもっと必要視されてくるものではないかと感じています。しかし、このようなメリットとデメリットとなるものをしっかりと比べ、一番いい方法を見つけることが重要になります。

どんな供養の方法を選ぶにしても、メリットとデメリットは必ずあります。永代供養にはメリットも多いのですが、デメリットと言えるものも含まれます。自分にとって、メリットが多く、デメリットが少ない方法を見極めるのが重要です。

さて、永代供養のメリットは勿論、通常の墓地決定、墓石購入、施工、そして仕上げに納骨及び建碑式の手間が省ける事が第一です。これらの一連の作業は、ご自分と墓石店、そしてお寺の都合を合わせて進めて行きますので時間がかかります。永代供養は、それらがすべて一つの窓口で済むのですからこれは手間が少なく伝達ミスの可能性も少なく、合理的で責任の所在が明確です。

永代供養墓なら既存の施設の見学もできますのでイメージしやすい

意外と知られていないお墓参りのポイントのマナー。そこでお墓参りをするうえで知っておかないと恥ずかしいお墓参りのポイントをまとめてみました。

デメリットは、永代供養と一口に言っても寺社によって内容が違うところです。

生前に会員になると安心ですが、その場合は年会費が発生したり、維持費が発生したり、内容は数件問い合わせて比較検討することをお勧めします。墓所を区切って、その範囲内なら複数の遺骨を納めても料金が変わらないところや、初期費用はお手軽でもお骨を追納する際にはそれぞれに料金がかかる場合もあります。ご自身を取り巻く環境から、納める遺骨が増える可能性があるなら前者を、一人だけなら後者を検討されるのが良いでしょう。

お墓を建てると管理維持の手間は人的にかかります。

長い目で考えると、初期費用以外は管理費も(公営墓地の場合)一定で、何代か先まで見れそうならばこちらにメリットがあるでしょう。永代供養は、初期費用もお墓に比べて安価の場合が多いですが、今後例えば本堂の改修の際に檀家となることが永代供養の前提だった場合、後を見ている方にお声がかかる可能性だってあります。永代供養墓は今は新しくても、ゆくゆくは経年劣化は免れません。その際の取り決めがしっかりなされているか、また支援の厚いお寺なのかどうかが安定した供養の元となりますので、今後の周辺環境の推移も出来るだけ考慮に入れて選ぶことを、お勧めします。